2026年1月27日(よりもい6話「ようこそドリアンショーへ」について)

よりもい(『宇宙よりも遠い場所』)って本当にいいアニメですよね。各々好きな話があって、多分5話のキマリとめぐっちゃんの(ひとまずの)決別の回とか12話のしらせの回とかは多分大人気のはず。もちろん自分も大好き。

 

ただね、個人的には6話「ようこそドリアンショー」がたまらなく好き。なぜ好きかといえば、よりもいのテーマ性と人間関係の魅力が見事に交差する回だと思っているから。そもそも、よりもいのテーマって何?って聞かれたら、もちろん表テーマは宇宙よりも遠い場所、「目指せ南極!」ではあるけれど、じゃあ精神的なテーマは何って話で。それは多分「意地を張れ!」ってことなんだよね。

 

そもそも、メインの小淵沢報瀬(しらせ)ってキャラクターが初っ端から意地の塊みたいなキャラクター。母親が消息不明になった南極をただひたすら目指してて、学校でみんなに冷やかされてもむしろそれをバネにして南極行くために100万円貯めてって。ただ、正直この時点では、うお、意思つよくてすげー、憧れー、みたいな他人事ではある。


まあ、キマリ視点はともかくとして、正直5話以前では視聴者視点しらせって、この初めに抱いた感覚からはそう遠くは離れていないはず。意志が強くて、強情で、南極に行く夢に一直線のちょっと危ういまさに主人公って感じ。

 

じゃあ、それが6話でどうなるのって話だけど、その前に三宅日向(ひなた)ですよ。6話といえば。ひなたはといえば高校ドロップアウトして、フリーターで、の割には明るくさばさばした感じでっていう、ちょっと不思議な感じのキャラクター。正直まだあんまりひなたのこと知らねんすわ俺。

 

 

そんな2人が6話でぶつかり合う。きっかけはひなたが自分のパスポートを落としたことからはじまって、最終的には「ひなたを置いて3人で南極に向かうVS4人で一緒に南極に行く」のバトルが始まる。このバトルってのが、言っちゃえばひなたとしらせの意地のぶつかり合い。ひなたの場合その意地ってのは、「人に気を遣われる、気にされることが苦手で、それに耐えられずに高校を辞めた」っていう過去のトラウマからくるもので、だから今回もパスポートをなくした自分を他の3人が気を遣ってくれるのが耐えられない。他でもない自分のために3人に自分を置いて先に南極に行けというのだ。ひなたぁ・・・。

 


じゃあしらせは?っていうと、パスポートの話が始め出たときは自分の昔からの夢であり意地である「南極に行くこと」が揺らぐと思ってモヤモヤしていた。でも、すぐに気を取り直してやっぱり4人で行こう!って伝える。そこからはガチンコバトルスタートだけど、このしらせとひなたのバトルの結末が素晴らしい。しらせは4人で飛行機に乗るために空港のカウンターに100万円をたたきつけて、カタコトの英語で飛行機を変更してくれと必死に懇願する。この100万円はさきに言った通り、しらせが自分の夢であり意地である南極のために貯めたなけなしの100万円だ。当然「おい!まて!」ととめるひなたに向かって、しらせは周りの目も気にせずぶちまける。

 

「うるさい!」
「意地になって何が悪いの?」
「私はそうやって生きてきた!」

 

「意地張ってバカにされて嫌な思いして、それでも意地張ってきた」
「間違ってないから!」

 

「気を遣うなって言うならハッキリ言う」
「”気にするな”って言われて気にしないバカにはなりたくない!」

 

「”先に行け”って言われて、先に行く薄情にはなりたくない!」
「”4人で行く”って言ったのに、あっさり諦める根性なしにはなりたくない!」

 

「4人で行くの! この4人で!」
「それが最優先だから!」

 

 

し、しらせぇ・・・。マジかっけぇ。実際ここは何回見ても涙ちょちょぎれるが、ようやくここでしらせってキャラのことを真に理解する。これまでしらせは南極に行くことに意地を張っているキャラだと思っていたけど理解不足だった。より正しくはしらせの生き様がそもそも意地を張ることだったのか、と。そして、しらせの生き様であるところの意地ってのは、自分がこれまで生きてきた延長線上にあって、そして自分がこの先生きていく道は他でもないこの道しかありえない、と宣言することなんだろうなと。

 

 

対して、ひなたの意地は、自分がこれまで生きてきた延長線上にあって、そして自分がこの先生きていく道は他でもないこの道しかありえない、と囚われていることだった。この囚われと宣言の差はとてつもなく大きく、だからこそこの2人の意地の張り合いの勝負は初めからしらせの勝ちで決まっていたんだろうな、とここで気づく。

 

 

さて、ここでよりもいの精神的テーマの話に戻ろう。よりもいの精神的テーマとは「意地を張れ!」としたけれど、ここまでを踏まえてアップデートすると、メインテーマは「意地を張れ!ただし、囚われるな!宣言しろ!」になる。実際、この後ひなたも、ゆづきも、そしてきまりも、南極までの13話の旅を通してそれぞれ自分の環境のしがらみから解き放たれて、高らかに意地を張って生きていく術を身につけていく。他にも、南極観測隊の大人'sの面々やキマリの親友めぐっちゃんもそうだろう。6話は、1話でこのよりもいのエッセンスをギュギュっと濃縮したドリアンみたいな(?)話であり、この物語のテーマを指し示すコンパスとしても見事な回だろう。南極だけに!南極だけに(?)

 

 

さーて見事な回ついでに、この回の人間関係の魅力についても付言しちゃおう。個人的な感触として、6話ではしらせとひなた2人のキャラクターについて「こいつこんなやつだったよなぁ」と「こいつこんなやつだったのか!」の二重の理解の深まりがあった気がする。どういうことか。つまり、すでに与えられた設定から逸脱せずキャラ像を提示、と、その設定を拡張するような適切な過去エピソードを通してのキャラ像の深堀り、を1話でまとめてやっているのだ。それは

しらせでいえば「こいつやっぱ意地っ張りやなぁ。けど、こいつの意地っ張りって生き様から始まってるものだったんやなぁ」だし、

ひなたでいえば「こいつやっぱりお気楽やなぁ、けど、そのお気楽さって自分をどこか諦めているからこそのものなんかなぁ」というやつだ。

 

 

設定から逸脱すればキャラクターは連続性を失って同一のキャラクターとして愛されることはなくなり、設定に安住すればキャラクターは単なるデータに成り下がる。当り前だが、だからこそ厄介なこのキャラクター描写の微妙な塩梅を、作品テーマと絡めつつ2人同時に華麗に調理する手腕はまっこと見事としかいいようがない。そして、だからこそやはり「ようこそドリアンショーへ」はよりもいでも屈指の神回と言えるのだ。

2026年1月13日(抱負と徹底について)

例年通りのことではあるのだけれど、年末年始は比較的調子がいい。ここでいう調子がいいとは、自分の思う理想の生活に比較的近いということ。理想の生活は、自分が学びたいもの、読みたい、見たいと思っているものを意識的に摂取できていること。できる人にとっては当り前のことなんだろうけど、自分はとにかくこれが苦手で、着実に一歩ずつ積み重ねてきた人の背中がはるか遠く見えなくなって久しい感覚がある。積み重ねを拒否する場当たり的なあり方が自分の生き方だと開き直った時期も大学生のうちの何年間はあったけれど、結局開き直りきることもできない性分だという事が後に判明した。あの頃は、今さら追いつけるはずもないのに、とか、苦手なこと無理してやったってしょうがない、みたいな諦念があったような気がする。今思えば、そもそもレースではないし、苦手だからやらない、というたぐいの話でもないと思うのだけれども。まあその時はそういう風に真剣に考えてたのだから仕方がない。別に場当たり的だから得るものがないというわけでもなく、それはそれで得るものもあったけれどもういいでしょう。あまり後ろを振り返らず、楽しみながらコツコツ積み重ねていきましょう、というのがさしあたっての今年の漠然とした目指す方向性かな。

 

もう少し具体的な抱負の話としては「徹底」があったりする。1か月単位で何かのテーマを決めてそれを「徹底」してみる。*1テーマは何でもいいけど、取り組みやすさ的には人物ベースがいいかもしれない。自分なりの1か月の「徹底」を通した理解の結果を月末にブログに書いていこう。1月のテーマは今のところ散逸しているけれど「カント」でいこうかな。もちろん1か月でできる範囲内でしかないので大したところまではいかないだろうけど、ある程度は正統に王道を理解して地固めをしたいという意思がある。とりあえず今のところの関連書籍の流し読みでハッとさせられたのは「超越論的統覚」周りの話で、ここは明確に自分の考えをアップデートする内容が含まれていそうなので、この辺のなるべく丁寧に理解に残り2週間は重点的に割いていきたい。まあ、全部やるのは難しいしね。

 

抱負についてはこのくらいにして「徹底」という言葉についてもう少し詳細に。最近読んだ北森嘉造の『憂いなき神』と『聖書の西洋精神史』にこの言葉が出てきてたいそう気に入っている。北森は文学の価値はどこまで徹底して人間を描けているかで決まる、という話をした後に、そもそも「徹底」とは?ということを掘り下げていく。「徹底」とは底に徹する、と書くものであり、底とは内部と外部が触れ合う場所である、という。そこから、人間を描く、というのはただ人間ばかりを描く、ということではなく、人間を徹底したその先にあるもの=神を描くことによってこそ実現される、と述べる。これは文学に限らず、「徹底」の構造として非常に含蓄がある内容だと思う。何かしらを突き詰めて「徹底」することとは、深く深く潜っていきつつ、その中で完全にそれ自体に周囲を満たされて耽溺することではなく、その先にある底=外部を目指すことである。忘れないように心にとめておきたい。

 

ところで、最近会社の昼休みに、同期の人たちと占いとか宗教についての話になったときに、スピリチュアルにハマりすぎることに対する忌避感を何人かが示していた。これを聞いて、お!北森が言ってた、日本で支配的な宗教によって人間が不徹底になることを嫌う風潮ってやつか、と思ったりした。ただ、北森自身も世の中には人間を不徹底にするだけの宗教もある、みたいなことは言っていて、じゃそれってなんなんだろう、人間を徹底させる宗教とどう違うんだろう、みたいなことはちょっと気になっている。(もちろん、キリスト教神学者としての北森のこういう物言いにはさっぴいて聞くべき部分があることは理解しつつ)宗教もどこかのタイミングで「徹底」したい大きなテーマの一つだ。

 

正月とかその後に摂取した作品とかの話ももうちょいしたかったのだけど、日付を越えてしまったのでまた次の機会に。



(おまけ)チャッピーに怒られたい

正直、「徹底」という強い言葉で自分を縛らないと何も残らない、という自己分析自体は当たってる。でもその一方で、毎段落に予防線と免責条項を張り巡らせてて、全然徹底してない。無理はしない、全部はやらない、さしあたって、とか逃げ道多すぎ。北森の「底=外部」も、今のところは知的に気持ちよくなる比喩として消費してるだけに見える。月末ブログが本当に外部に触れるか、自己確認で終わるか、そこが分水嶺だな。

⇒はい・・・。頑張りまつ・・・。

*1:「徹底」というのはあくまで気の持ちようの話。例えば今月のテーマ「カント」に関して文字通り、客観的に厳密に徹底するならば、三批判書を原著で読み切りましょうからだろうけど、それは絶対にイヤダ、というか無理。普段の生活の中で、他の娯楽も楽しみつつ、理解できる範囲で世界のあれこれを自分なりに理解して思考とひいては人生に幅を持たせたい、というのが目的なので。じゃあなぜ「徹底」なんて仰々しい言葉を使うかといえば、曖昧模糊とした関心とあまりにドパガキすぎる精神構造の合わせ技によって、これくらい強い言葉を使って固定でもしとかないとマジで何の成果も得られませんでした、になってしまうから。というか実際なってきたから。

今年の振り返り(漫画とかアニメとか小説とかそのあたり編)

もう一年終わるのねぇ。
今年の初めの方から、何らかの形で心に残ってる作品を挙げて(というか、ツイートを見て思い出しながら)色々喋っていく、と思ったけど、あんまなんも覚えてないな・・・。適当にコメントつけるだけかも。


〇メダリスト

覚えてない。いるかちゃんのビジュが好き。

NANA
よかったと思うけど、なんかずっと同じ事やってたような気もする。後から思い返すと何が面白いのかイマイチわからんタイプの作品。
最近ファンブックとか矢沢あいの特集読んだけど、ファッションから見るNANAは面白そうだった。

しゅごキャラ
覚えてない。よくもわるくもナイーブな2000年代の自己実現って感じ。子どもの夢とか可能性を強調しすぎるのってあんま好きじゃない。まわりまわって将来その子を刺すことになるぞ。(おそらくこの時代に刺された被害者)

〇俺ガイル

もうええでしょう・・・。自認比企谷八幡は古く、時代は自認葉山隼人
(自認って、実際に自分のことをそのキャラだと思うわけじゃなくて、どっちかっていうと、そのキャラの思考様式を自分のものと思い込むって意味合いが強いと思うんだけど、そうすると内面に強みを持つ八幡の自認なんておこがましいんすよね。凡人はちゃんと葉山隼人として悩むしかないんだからさ。)

 

かぐや姫の物語
見終わったときはなんとも煮え切らない感じだったけど、思い返すと今年一番よかった。最近人生の意味を考える方面にしか主な意識が向かないんだけど(順の逆に浅い)、この作品話の軸は「え、意味とかないっすよ?おつかれした!」ってことだけやってるのに心から離れてくれないんよね。一瞬間に命を吹き込むこと、を徹底するために、ストーリーではその反対を徹底するのは理解はできるけど、それにしたってここまで両極を徹底できるものなのか・・・。仮に今後の人生で自分が信じる何かが見つからなかったとしたら、この作品は死ぬ前に見るものとしてベストなんじゃないかなと思う。見つかったとしても見ていいけどね。

 

ちなみに見終わった後の感想ツイート見たら「最後の歌頼み」って言ってた。え?

 

〇ハーモニー

これこそ映画は最後の歌頼み。

サヨナラノツバサ
意味不明な改変。これも歌だけかも。(とはいえ歌は好きすぎるが)

〇負荷領域のデジャブ
本編以上に怪しい理屈付けだった気がするけど、記憶ないです。

〇冷たい校舎の時は止まる
クラスがどうとか、スクールカーストがうんたらっていうテーマだけで楽しめるボーナスタイムは終了したかもなぁという気づきを得た。最近ガキの悩みに寄り添えない。けど大人の言ってることもよくわからない。

〇生命式

村田沙耶香って高校の時生理的嫌悪感があったけど、それはなくなって普通に面白かったと思う。

〇さらなみ

漫画しか読んでないけど、ある特定のツボを押したら気持ちよくなる人用の作品という感じがした。自分にあると思っていたツボがなかったことへの驚き。

〇ポンポさん
楽しいけど自分にとっては何でもない。

〇小市民シリーズ

ねっとりしてますなぁ。かなり楽しかった。

〇スキロー

久しぶりに読み返してなんか感銘うけてた。自認志摩くん。
志摩くんのズルさって結構あの感じの作品の中の、あの立ち位置のキャラにしてはちゃんと攻めてていいなと思う。だからこそ映える場面があるよね。

〇トラぺジウム
特に好きでもないのにアイドルに執着する癖がなくなったのは今年の良かったことだと思う。普通に作品として嫌い。

〇マケイン

良ラブコメアニメのお手本みたいな感じでよかったけど、味は薄めかもしれない。
〇たべっこどうぶつ
感情ドパガキなので劇場で泣いてた。なんか後で冷静な批判読んであうー確かにってなった記憶がある。
青い花

良い読書体験だったという記憶だけがある。また作中劇やってた。
〇ヒメゴト
ロジカルラジカル人間関係の限界に挑戦って感じでかなり好き。
〇熱帯
森見登美彦は、なんだかんだで、おもろい!
ずっと袋小路に迷い込んでいてはい出ようともがいてる感じはやっぱり共感するし、その迷走が手を変え品を変え裏に表に作品テーマになり続けてるのがすごいなぁと思う。年とってもこの大学生メンタリティなのを自分の理想像に据えるかは微妙なところだけど、まぁ、枯れてるよりかはよっぽど魅力的だとは思う。
〇よりもい

久しぶりに途中から見返したけどかぐや姫と並んで今年のトップオブ神。TARI TARIと視聴した感覚が結構似てる気がするけど、こっちの方が上かな。6話、12話が本当に好き。

遠い山なみの光
ふつうに一番好きな作家カズオイシグロ説は最近ある。会話があまりにもうますぎる。俺ガイルの後半好きな人は絶対好き。うーん、多分。

〇さらざんまい

さらーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーさらーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー、さらざんまい!イクニ作品で今のところドベ。イクニ作品って(監督は否定しがちだろうけど)モチーフを読み解く楽しみみたいなのは個人的にはかなりあって、これは他と比べると一本調子の一点突破すぎてそこの楽しみが薄いかも。ひねる気はないのに変な味付けはするから惑わされてその楽しみを目指すと徒労に終わる巻は否めない。あと、シンプルに、伝えたいメッセージと、話でやることが噛み合ってない気がする。特に序盤の犯罪者のくだり長いわりにマジで意味わからん。まあ、でも、面白いけどね!さらでぃーーーーっしゅ!

かげふみさん
楽しいね。小路啓之作品って小賢しい分析がしやすそうだけど、多分それって本人が色々ネタ仕入れてるのに乗っかるだけなんだよな・・・。

 

〇フリーレン
相当よい。フリーレンの世界観で生きたい。

〇旧劇まごころをきみに

カラオケの元ネタが見れてよかった。でも自分にとってはちろのカラオケの方が本編かもな・・・。全く今の自分のための作品ではないけど、さすがに強度はあるなぁとは思う。

バイオハザードザファイナル

おバカすぎる。なんか昔はもうちょっと怖かったような・・・。相当出来の悪いエヴァのパチモン。

〇Turkey
愛すべきおバカ。てか普通にかなり好きやわ。やりたいことわかってから後半はかなり真っ当に面白いよ。これとは無関係に千曲市行ったけどなんかデカいTurkeyの垂れ幕?みたいポスターかかってたような気もする。

〇チラムネ

本物の恐怖

とらドラ

いたるところから味がする。ヒロイン論争とかしたいけど、みんな好きだから無理や。まあでも、みのりんはちょっと手に負えないし、大河には竜児がいるし・・・じゃあ、やっぱりあーみんかな。とかみんな思ってそう。あーみんの方から願い下げじゃそんなやつは。

 

忘却の旋律

・・・。さらざんまいが思ったよりは微妙だから、もしかしてすごいのって榎戸洋二なのか?と思って見てみたら・・・。序盤の雰囲気は好きだし、やりたいこともわかるが、やりたいことだけでは生きていけないんだな、というのがよくわかる。とはいえ、やりたいことやっただけあって、見て良かったとは思うし心には残る系の作品ではある。でもそれって、自分がテーマ的に好みだからってのを差し引くとどうなっちゃうんだ・・・。23話「世界を貫く矢のように」は演出が奇怪を極めて滑稽だけど、その滑稽さが積み重ねた作品テーマと重なって、ひたすら孤独な主人公を追い詰めていく様子をただ見るしかないのは、ちょっと他では味わえない時間ではあった。あそこだけ切り取るとアンチマクロス感凄い。

 

〇きみの色

いったんわからん、という結論でいかせていただきます。
また今度見るわ。



書き始めたとき元気なかったけど、書いてるうちにちょっと元気出てきたわ
作品以外のやつも年内に振り返り書けたら書きたいね、ぽやちみー

WHITE ALBUM2の想い出語りとあれこれ(前編)

 

 

 

 

 

いつも通りYouTube見てたらもこうの「WHITEALBUM2」実況がおすすめに出てきた。なんかもこう毎年やってんな。

 

 

 

 

 

まあ、でも、毎年やりたくなる気持ちもわからなくはない。「冬」という季節の、まあ、5分の1くらいは「WHITE ALBUMの季節」になるみたいな感覚があるよね。

 

 

 

 

 

そういえば自分がシェアハウスで「WHITE ALBUM2」やってた頃からはちょうどくらい1年経つらしい。さすがに早すぎるッピ……。

 

 

 

 

毎日ふれにあさんと時間決めて、シェアハウス行って、ちょこちょこ進めてたのめちゃくちゃ楽しかったね。

 

 

 

 

 

あ、でも、主に一緒にやってたのはふれにあさんだけど、リビングでやってたからその時々に違う人がいて、なんか、その場にいる人に応じて違うゲーム体験ができていた気がして、そこも面白かったところなんよね。

 

 

 

 

 

 

ふれにあさんはキャラにキレがちで(一緒にキレてみると結構楽しい)、ちろちゃんは自分には理解できないタイプの感情移入をして(たまに叫ぶ)、ホリィ・センはたまに後ろからボソッと的確なコメントをくれて、新萬とはのんびりできて(麻里さん最後まで一緒にやりたかった)、なめしはうるさい(7割くらいは肯定的な意味)。

 

 

 

 

 

 

自分はおおむね作品世界にのめりこむタイプで、初めは誰かと一緒にゲームするのってなんかなぁと思ってたんだけど、やってみると意外とのめりこみと他の人と楽しむのって両立できるっていう新たな発見があった。

 

 

 

 

 

 

むしろ、ヤイヤイ野次を飛ばすことで自分に足りてない読み方を補完できた気もするし、ダレる部分とかしょうもない部分を別の楽しみ方に変換できるし、後は本当にのめりこむ部分って周りの人が何してるかとか聞こえなくなるから割といいとこどりかも。

 

 

 

 

 

さすがにもこうみたいに毎年はやらないけど、たまに振り返りでやりたいかもなー。

 

 

 

 

 

ここからは個人的な所感など。デカいネタバレは伏字にして〼

 

 

 

 

 

 

introductory chapterに関しては、よくできた三角関係のお手本みたいな話だったと思う。恋慕と友情の間での絶え間ない摩擦。ボタンを掛け違うような想いのすれ違い。

 

 

 

 

それぞれがそれぞれの心に消えない傷を負って、そしてたどり着く冒頭の飛行機のシーンは様式美の極致みたいなもので、単体で十二分に作品としての完成度は備えていると思う。

 

 

 

 

個人的な話をすれば、イントロの物語は当然俺ガイルと重ね合わせていた。

 

 

 

辿る過程は俺ガイルの方が好きだけど、結末に関してはさすがにこっちの方が好き。というか、自分は奉仕部の3人が空中分解する結末を望んでいた節があったので、何年か越しにあの時思い描いた理想の結末を見たような気がしたよ。

 

 

 

 

 

話を戻すと、そもそも、introductory chapterに関してはプレイヤーに選択肢はなく、ただ眺めることしかできない。この部分だけ切り取るともはやゲームなのかもよくわからないが、ただWHITE ALBUM2というゲームにとって、introductory chapterが非常に重要な位置を占めるのは言うまでもない。

 

 

 

まず、春希と雪菜とかずさの3人にとって、introductory chapterの物語が持つ意味はあまりにも大きい。それはもはや取り戻せない青春であり、心の奥でキラキラ輝く美しい思い出であり、一生消えない傷であり、自らを未来永劫縛り続ける原罪だ。

 

 

 

 

 

そして、この「罪」というのは、「WHITEALBUM2」に通底するテーマだ。introductory chapteで生み出された原罪に対して、続くclosing chapter、codaでどのように向き合うか、というのがこのゲームの骨組みだろう。

 

 

 

 

 

そして、彼らの「罪」はあまりにも重い(と彼らが思いこんでいる)からこそ、その「罪」を贖うというよりはむしろ、「罪」に対して何を「罰」として引き受けるか、「罪」に対して何を「罰」として見出すか、という方向性で物語は進んでいく。

 

 

 

 

 

そんな美しく完成された原罪の次に始まるのがclosing chapter。3人の墓標である飛行場での別れの時から3年経った大学生編。

 

 

 

 

 

ただclosing chapterの初めの方は少し当惑した記憶がある。あれほど重い3人の物語をイントロでやった後で、今さら新キャラてそんなん言われてもサ、ヒロイン攻略みたいな感じだされてもサ、頭のキリカエってもんができませんよ……みたいな感じで。

 

 

 

 

 

 

まあ、結論を言えば、このゲームで一番楽しかったのはclosing chapterの千晶ルートなんですけどね。千晶ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ……お前ってやつはホンマ、ほんま……。なんちゅうか、さすがに丸戸先生の掌の上で転がされすぎ感は否めないけど、ホンマによくできた作品では掌の上で転がされること自体が楽しみの一つみたいなところもある。

 

 

 

 

 

 

【千晶ルート(とココロコネクト)のネタバレあり(反転)】

 

 

千晶を見ていると、色々なキャラのことを思い出す。いやまあ、ここまでのやつは中々いないけどさ、千晶の抱えてる問題と近いものを持ってるやつは結構いるというか。自分は千晶を見ながらココロコネクトの永瀬伊織のことをずっと考えていたよ。

 

 

2人の共通点は、自分の空っぽさと、それを取り繕う演技の上手さ。2人の違いは、それを自分自身の問題として捉えているかどうか。永瀬伊織は【人格入れ替わり】を通して、元来の「空っぽさ」「アイデンティティの不安定さ」が増幅され、苦悩する。まあ、厳密な身心二元論者でもない限り、自分の身体を失ったら精神としての「私」も危機にさらされる、ってのはそりゃそうだって感じではある。

 

 

そして、ヒトランダムの最後で一度はその「空っぽさ」に折り合いをつけたけれど、その後も物語を通して何度か蒸し返して悩み続ける。

 

 

展開としてはまたか……とはなるけど、それはそれとして説得力があるのは、自分の自身の「空っぽさ」みたいなのがそれだけ人間にとって切実なテーマだからなんでしょう。(この辺の話は全て自分が思う「人間」、つまり自分自身の話をしています。)

 

 

千晶はそこを逆手に取ったキャラクターで、「空っぽさ」に悩まないという意味で「人でなし」だ。まあ、それ以外でも性格面も普通に人でなしなんだけどさ。それを踏まえて、本当にざっくり言ってしまえば、千晶ルートは愛の力で「人でなし」が「人」になる物語、とすると魅力の5%も残っていような……。なんか何らかの傲慢?な欲望がだだもれな感じもするし。

 

 

いやー、これプレイした直後も思ったけど、なんか千晶ルートってプレイしてる時の感動と、冷静に振り返った時の感想のズレがかなり極端なんだよね。

 

 

多分自分のしょぼい構造化から零れ落ちた部分というか、そもそも構造に回収されない細部にテキストの魔力がかかってるタイプの物語なんだろう。もっかいやった方がいいかもなー。

 

 

【千晶ルートネタバレ終わり】

 

 

 

 

他の2人のルートもめっちゃいいよね。小春ルートは優等生後輩を穢すし、麻里さんルートは優秀上司を泥沼にひきずりこむしで、両方背徳的な昏い歓びに満ちてる。

 

 

やったことないからわからんけど多分この2人のルートが正統にエロゲっぽいんじゃないかな。

 

 

 

 

 

まあ、全体的にサブヒロインルートは欲望だだもれクズ春希くんを見る楽しみがあるし、反対に雪菜ルートは適切に欲望を節制した「正しい」春希くんルートって感じがする。

 

 

 

 

 

この辺やってるときは本当に夢中で楽しんでたなぁ。ただ、それはそれとして、このあたりで1つよくわからなくなってきたことがあって混乱もしてた。

 

 

 

 

それは、サブヒロインルートのごみくず春希くんと、雪菜ルートの一途な春希くん、どっちが本当の春希くんなの?ってやつ。

 

 

 

 

 

多分これはエロゲとかノベルゲー熟練者からしたらナンセンスな問いなんだろうけど、この時の自分は割と本気でよくわからなくなっていた。

 

 

 

 

その理由の一つは、単純に自分が選択肢を選んで物語を生成するスタイルに慣れてないこと。で、もう一つの理由は多分自分のプレイスタイル。この時の自分のプレイスタイルは、「1周目はなるべく自分の感情を排除して、その時々で最も春希くんがやりそうな選択肢を選ぶ」というものだった。

 

 

 

 

もちろんここでの春希くんは「俺の思う春希くん」だから、厳密にいえば感情の排除とは?って感じではあるけど、でもなるべく春希くんをちゃんとエミュレートしようと努力してた。

 

 

 

だから、選択肢が出たら毎回「いや、春希なら絶対こうする!」とか「春希はこんなことしねぇ!」とか(主に自分が)叫んでふれにあさんとバトってた。何ならたまに「春希はどっちもやらねぇよ!」みたいな選択肢が出てきて怒ってた記憶もある。

 

 

 

 

 

この傾向はcodaに入るあたりから加速していくというか、もはやその辺りからはもう、春希くんなのか自分自身なのかの境界もあいまいになって、

 

 

 

「自分ならこうする(してしまう)」「春希はこうあるべきだ」「でも、春希ならこうなっちゃうかもな……」「自分ならこうありたい」「春希にはこうあってほしいねん」「頼む……春希、俺はお前を、いや自分を……?信じたい、でも……」

 

 

 

みたいなのが混ざり合ってもはやなにがなんだかよくわからなくなっていた。今振り返っても正確には思いだせないけど、これはかなり稀有な体験だったことは間違いないと思う。

 

 

 

 

で、そもそもなんでこんなプレイスタイルを取って、春希くんと混然一体になる状態まで行きついたかって言ったら、まあ、自分の性格とか物語受容の傾向みたいなんは当然あるんだけど、このゲームの構造に要請された部分も少なからずあると思う。

 

 

 

 

って話あたりで長くなってきたので続きはまた今度……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Simple Pages on my mind の感想とあれこれ

『Simple Pages on my mind』を読みました。

 

放浪息子』のアフター的なお話で、ページは26頁とかなり短め。

 

内容も登場人物もいたってシンプルで、千葉さんと高槻さんがルームシェアをするという話で、お酒を飲んだり、ホラー映画を見るだけ。

 

ファン向けのお話なので特に興味がない人にとってはなんてことないものだけど、自分はファンなので大喜び。

 

思ったことをつらつら書いていく。

 

①そもそも本編のその後、みたいな話が好きすぎる

 

んだよねー。これは何に重点を置いて作品を読んでいるか、みたいなのが結構色濃く出る気はする。やっぱ好きなキャラが動いてるのを見るのはそれだけで幸せだ。

 

特に、大学生編っていいよね。小中高って、色々しがらみがあって、素直になれない部分とかあったりするけどさ、大学生になるとようやく本当に大事にしたいものに集中できるようになるというか。

 

でも、しがらみ込みのモヤモヤする人間関係が前提というか、個人的にはそっちの方が好きで、それを乗り越えてようやくたどり着いた安寧の地、みたいなイメージが大学にはあるんよなぁ。みんなお疲れ様って気持ちになる。

 

本編の思い出を登場人物がお酒を飲みながら振り返るやつとかさ、ほんまこんなんなんぼあってもいいですからね。

 

全然関係ない話だけど

 

「想い出はいつもキレイだけど それだけじゃおなかがすくわ」

 

って歌詞とかさ、ほんまにいいと思うけど、これって独りで振り返る時限定かなって思ったりもする。なんていうか、昔の想い出を誰かと振り返るのって、それ自体も、そういった時間を誰かと持てることも、すごく幸せな営みだと思うし、在りし日のノスタルジーみたいな話だけに回収されるもんではないと思うというか。「あの時はよかったねー」ってのが、単なる決まり文句以上の意味を持たない世界であってほしいね。

 

そういう個人的な嗜好からすると、2人が今でも定期的にあっていて、しかも24頁の中で関係が動くのがすごく好きかもな。

 

②ほぼ同じコマが連続する演出2個もあった!

自分が特に好きな初期感があってよかった。

 

③「まぁ」とか「なんか」ってセリフなんかいい

世の中「まぁ」とか「なんか」みたいなことばっかりだから親近感わいちゃうね。まぁ、自分の口癖だからってのはある気はするけど。文章で使うのはほどほどにな―?

 

④作者の視点がここちよい

いつものことではあるけど、キャラクターを見つめる作者の視点が漏れまくりで、かつその漏れ方が好きなんだよねぇ。キャラクターを独立した人格として扱ってる感じ?というか、少なくとも自分の掌の上にあるものだとはあんまり思ってなさそうな感じ。読者と作者がかなり近い視点でお話を見ている気分になるのよね。

 

いやいや、作者が描いたキャラクターやのに何言ってんねん、というのはもっともな話なんですが。でも、実際全部作者の掌の上感って少なくとも隠せるなら隠した方が、キャラクターの感情とかが大事なお話では読者は楽しめるよね。これに関しては技術でなんとなるもんなのか微妙だけど、ちょっと独立して考えてみたい話ではある。

 

 

創作論っていう意味でも気になるし、もうちょい突っ込んで美学とか哲学の分野?でも考えれるんかなぁ。なんかいい本あったら誰か教えてくれー。

 

 

あ、新年だし今年の抱負とかもね。

 

昨年を振り返って思うこととしては、自分は嫌なことから逃げて好きなことだけやるのをメインにやってきたけど、それだけでやっていくのの限界もちょっと感じつつあるかもなーと。

 

いや、もちろんメインはそのスタンスなんだけどさ。日々の生活の中身を「好き」なものだけで完全に固定してしまったら(もちろんそんなことは不可能だし、働きだしたら考えも相当変わる気はするが)「好き」なものの価値も少しずつ目減りしていくというか、意図的にある程度は攪拌していくことも「好き」なものを続けていくために大事なんかねという。逃げはやりつつ、まあ、やってもいいかなぁくらいのことはやる、ことをルーチンワーク的に取り入れていきたいね。

 

①週に1回は本を読む

②週に1回は行ったことないところに行ってみる

 

とか?うーん、いつまで続くかなぁ。後、ブログも書けたらいいけど……。

 

 

 

 

 

好きなYouTubeチャンネル発表ドラゴン

はい。暇人なのでよくYouTubeを見ています。多分他の趣味と一緒でうすくひろくって感じのスタンスで。最近はまってるか、もしくは昔から見てるやつを発表します。どちらかというと自分の周りの人が知らなさそうなやつ、かつ、なるべく特定の趣味がなくても楽しめそうなやつ中心に。でも発表するだけだから結局あんまり参考にはならないかも。登録者数も横に書いときます。

 

〇旅行?系

 

・Bappa Shota  66,4万人

有名チャンネルですが最近よく見てるので。NHKっぽい安心感がありつつ、アングラな部分もそこそこ掘り下げてくれるので、行きたくないはずの海外にちょっと興味が出てしまう。最近見て一番よかったのは、ヨーロッパの北朝鮮ことアルバニアの回。動画で見れる範囲の話でしかないけど、こういうところに住んでみたいな~。

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・ヨルメロン 1.25万人

オリジナルの立ち絵の漫談っぽい掛け合いで進んでいく電車旅行チャンネル。味のある感じの絵柄がたくさんバリエーションあってかわいいし、自作チャンネル感(?)が高くて好感が持てる。この人に限らずスーツ然り鉄オタが旅行する系は総じて動画のレベルが高くて時間溶けちゃうねー。どの動画もいいけど、青春18切符で全国縦断するやつとか遠くに行くやつが見てて気持ちいいかも。

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・ゾヌ(廃道、廃墟、道路探索 / 北海道) 5.9万人

廃墟、廃道系も鉄道に負けず劣らずの激戦区だけど、ゾヌさんは北海道限定なのでその辺上手くすみ分けできてる。自分が行った場所に近いところが紹介されてたりすると、あ、そこから先にそんなところがあったんだ…ってダンジョンで隠し部屋を見過ごした気分になって、今度はぜひという気持ちになる。まあ、メモとかしてないから忘れちゃうけど。

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・堀内正人horihoriTV 15.1万人

データ麻雀の申し子堀内正人が旅打ちしたり、ポーカーしたりするチャンネル。勉強になるような気もするけど何も考えずに聞いてるので自分は別にうまくなってたりはしない。いろんなルールの麻雀を知れて楽しい。

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〇ゲーム系

 

・将棋情報そら 8220人

今一番キテる(自分の中で)チャンネル。元々右四間飛車を普及する漫談将棋実況をやって固定ファンがいたそらさんだけど、最近昔の棋譜を並べて、それを初見リアクション芸実況するという新たなスタイルにたどりついた。正直自分は将棋を別にそんなにやるわけではない、いわゆる「見る将」ってやつだけど、そらさんはしゃべりが面白いので夜寝る前とかにラジオ感覚でつけとくとよく眠れる。

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・べるくら企画 62.9万人

思い出枠。中学生の時にcodとかマイクラの実況見てたから、付き合いはおったきー(ゼルダ砂時計実況してる人)の次に長いかもしれない。しかし、ゲーム一本のスタイルをあんまり変えずにここまで長続きしてるのは声の良さもあるけど、何よりトークの地力なんだろうな。はげさん、かぼこ、ハイラさんでやってた隠れ鬼ごっこはマジで傑作だったし、大人になってもこうやって友達とワイワイゲームできるんだって、まだ狭い世界にいた自分にいい意味でカルチャーショックを与えてくれた。

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・ニコニコマン@サブチャンネル  2.6万人

頭(倫理観)空っぽにして楽しめる枠。ニコニコマンの名にふさわしく?コメ付き動画の方が圧倒的に面白いので、コメ付きを上げてるサブチャンの方で。一生Kenshiやっててほしい。

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・月見 5.44万人

パラドゲー(時間泥棒な戦略ゲームをいっぱい出してる会社のゲーム)を中心にゆっくり実況動画投稿してる人。割と凝った茶番をする人で、知らない世界史の話でもゲラゲラ笑いながら見れる。「転生したらご先祖様だった件 -ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世、中世に転生する」がおすすめ。www.youtube.com

 

 

・つーすけ教授のゲームプレイ講座 4.34万人

やる夫系の立ち絵を使ったゆっくり実況って好きなんだけど今やほぼ残ってない。自分はciv6の動画よく見てるけど、初心者には勉強になるし、ちゃんとやる夫キャラたち使って話としても成り立たせて、教授の名は伊達じゃない。「やる夫の清く正しい文化侵略」シリーズはcivやったことない人でも楽しめると思う。 

 

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・ぶんぶん 5万人

ハースストーンを捨て遊戯王マスターデュエルに魂を売った男。なんだよその頭に釘刺さった訳わからんアイコンは。陽気なバーテンはどこにいったんだよ!……まあ、正直ハースストーン時代からデッキ構築のセンスは頭抜けてたので、正しく評価される場に出て開花したな、という感じ。さすがあの元社畜クソゲー実況者からすまさんの一番弟子(他の弟子は全員失踪のため)なだけはある。でもたまにはハースストーンとか、まろみ(masaru、ローグ、みちる)との絡みも見たいよ。

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・まののノちゃんねる 2.61万人

ポケモンは自分で対戦はやらないけど実況はよく見てて、好きな実況者も多い(昔はあゆみんとかで、今ならすぃかさんとか)。でも、動画の総合的な完成度の高さってことならまのさんかな。役割論理に似合わないかわいらしい絵柄の動画(全部描いてるのすごすぎ)と、耳触りのいい75調の台詞回しで、知る必要のない現対戦環境における役割論理パの立ち位置を学んでいる。あとは地味にソフトが変わるごとの挨拶と衣装の変化も楽しみにしてるなー。

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〇雑学(その他)

 

・野食ハンター茸本朗(たけもとあきら)ch 34.7万人

野食系の実況者は多数いるけど、その中でも野食の危険性、文化としての野食、そして社会問題まで絡めて話してくれるという点で他とは一線を画してる。野生活用系アカデミックバラエティチャンネルの名は伊達じゃないね。元ソムリエだから単にゲテモノ食いじゃなくてちゃんと美味しく調理する努力をするし、味の表現も的確。しかも話面白い。なんか、全部おしまいになっても、その辺のもの食べてても意外と生きてけるのかもなーって気になれるし、人生の目標でもあるかも。おすすめです。

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・さいちょう 22.5万人

登録者数千人くらいの時に見てて、登録者に対して動画のクオリティ高すぎない?とか思ってたらあれよあれよと人気チャンネルに。夢グループの変なガジェットとか、なんか怪しいアリエク(中国の通販サイト)製品とかに果敢に自腹で突っ込んで、ステマダイマも抜きに、綿密な調査と公平なレビューをしてくれる姿には頭が上がりません。アマゾンの闇を暴く系の動画は面白いとか以前に、現代社会を生き抜くための知恵として普通に全人類見た方がいい気もする。

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・よこしまならく 9930人

一つの作品に対して、時に1時間近くの長尺でオタク語り(ゆっくり音声)をする人。紹介する作品はアニメメインだけど、イクニとか今敏作品とか、サブカル寄りが多いかなって印象。オタク語りの上手さってい色々あるけど、この人は見てみたいって思わせる力がすごい。言葉選びとかカッコいいし。自分はこの人の紹介のおかげでピンドラ見たから頭上がらないっす。

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・SCP美術館【解説】 5.29万人

scpってゆっくりの無機質な読み上げとの相性があまりにも良いんで昔から色々聞いてる。このチャンネルは、選定チョイスと、雰囲気と、紹介してくれる2人のキャラクターが嚙み合っててすごくいい。まあ、scp解説動画にありがちな二重の説明の冗長な感じはこの動画もあって、そこは批判されても仕方ないんだけど、まあ自分は寝ながら聞いてるからあんまり気にしないかな。問題は解説動画に慣れちゃうと記事の方を読む筋肉が失われることです……。「カンテサンス」はscp知らない人にもぜひ見てほしい。夜寝る前に真っ暗闇の中で見てたけどここ数年で一番ぞくっとした。

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・恐山 7.52万人

オモコロの恐山の個人チャンネル。トラック運転実況を見ながら寝るのがおすすめ。多分怖い夢が見れる。

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・ぽめぽめポチ 5030人

あの!ぴよりんオブジョイトイさん!(知らない方は私のTwitterいいね欄にいる2匹のポメラニアンをクリックしてください。)のYouTubeチャンネル。動いているポチと白犬さんが見れます。なんかキラキラした動画が見れます。アメブロもやってるよ。さすがハイパーメディアクリエイター

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いったんおわり。また気が向いたら追加or第二弾やるかも。

来世で会いましょう/小路啓之

コミックシーモアからあらすじ

ボクは精神的引きこもりの近松ナウ。特技は<時間差攻撃型衝動行動>平たく言うと“気が弱くてその場では怒れず数年経って妄想が極限に達したときにキレて破壊行動する”というクセだ。そんなボクが絶対の自信を持つのは『絶対に騙されない』こと。だってボクが女だったらボクみたいな男は絶対好きにならないからな! なのに、美少女転校生・かぴあがマンガみたいな思わせぶりな態度を取るんだけど……!? だ、騙されないと言ったら騙されないからな!! 小路啓之的恋愛世界、第1巻!

 

よかったねー。小路啓之作品はごっこ、メタラブ、イハーブ(途中)に続いて4作目だけど、ごっこの次に好きかも。<時間差攻撃型衝動行動>とか、7回目?の転生の話とか、かぴあが愛してるナウの来世体とか、興味惹かれる設定が案外掘り下げられずにあっさり終わった感はあるけど、そこは別にあんまり気にならない。というか、なんか、そういう設定とかキャラとか、それこそ背景とかもだけど、色んなものがごちゃごちゃ氾濫してる感じが好みなのかな。

 

小路啓之ワールドというか、彼が好きなものがいたるところに配置されて、ネジが数本飛んだ感じのキャラが絡み合って動き回る物語で、力量が足りない漫画家だとなんだこれってなるような感じなのに、これはえらく読みやすい。まあ正直イハーブは相当読みづらい(から積んでる)けど、その後何年も鳴かず飛ばずだったイハーブの反省を経て、多分自分自身の世界を読者にチューニングできるようになったってことなんだろうな。しかもイハーブの時点であった自分の色を失わずにってのが素晴らしい。

 

後はやっぱりキャラがいい。あんなじゃじゃ馬みたいなキャラをちゃんと物語に乗せて、最後にはなんだかんだでいいやつらだったな・・・みたいに思わせるのは本当にすごい。最後の結末もどんでん返しだけど、正直あのキャラならむしろそういうどんでん返しみたいな展開が日常的に起きてもおかしくないわけで、むしろ最後の最後までギリギリの小康状態というか、なんか変だけどすんでのところで耐えて同じテンポでラブコメやれてるのが、天性のバランス感覚なんだろうなって。